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「銀杏図(雨乞いのイチョウ)」

 このイチョウは何度か訪ねて描いた。描き始めたら、 当時もう結構のお年だったと思うが、家のご主人が草刈り機を持ってきて下草を刈り始めてくれた。 急斜面なので年齢を考えるとかなりの重労働だが、2時間くらいかけて下草をきれいに刈り取っていただいた。
昼時になったら声をかけられた。 「○○○で、しるめし×××云々」 方言がきつすぎてよくはわからないけれど、 「しるめし」がどうとか聞こえるから、たぶん 「昼飯食べに来い」と言っているんだろうと解釈して母屋に行くと、ちゃんと用意してくれていた。ありがたくいただく。

食べながらいろいろ世間話をしようとするが、やはり方言がきつすぎて「うんうん」と 話半分くらいで聞くことに。 込み入った話になった時は、ちょうど昼時で帰ってきてた息子さんに通訳してもらう(国内で通訳してもらっ たのは初めてかも)。でも、方言はその地域を強く感じさせてくれるから楽しい。 とくに東北の方言は 温かくて好きだ。 「~だっちゃ」って、じかに 聞いたのは初めてだった。 ラムちゃんの「だっちゃ」もいいけどおじいさんの 「~だっちゃ」 もなかなか新鮮だ。 スケッチに行くとこういうことが楽しい。
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