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オブジェ インスタレーション

 大学の日本画科を卒業してから、七、八年くらいはオブジェやインスタレーションの仕事をしていた。日本画の生ぬるい保守性に嫌気がさしていたからだと思う。その分、ジャンルに囚われずに、様々なことをやってきた。ここに挙げたのは一部である。なんでも、興味が向けばトライする性格は今でも変わっていないと思う。

 そんな中、日本画に戻るきっかけを作ってくれたのは院展の伊藤髟耳先生との出会いであった。日本画のデパート展に誘われた時に、当時作っていたインスタレーションの作品を出品すると言ったら、展示の仕方を大真面目に考えてくれた。ジャンルの枠に囚われていたのは自分の方だと気がついた。日本画にきっちり仕舞いを付けようと思った。それから、二〇年、今でも日本画を描いている。感謝感謝。

インスタレーション、オブジェの仕事

大学出てしばらくは、オブジェやインスタレーションの仕事をしていた。自分の体から型をとって、樹脂を流し込んで整形をしたり、そこに社会的なメッセージを組み入れたりして展覧会も何度か開いた。

今思えば、日本画と現代美術を相対化させ、日本画を理解することや、「描く」ということの意味を問う上で大切な期間だったと思う。

急がば回れ。
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