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老椿図
M150 227x145cm 2007
この椿は何度か描いているが、 この一点が愛媛県美術館に所蔵されている。 今日は他の老椿図について述べたい。その作品は北海道の置戸町の 「置戸ぱっぽ絵画館」 に所蔵されている。 別名「寄贈美術館」。ある画家が「無名の画家は全国に多数おり、 その人たちの優れた作品がたくさんあるにも関わらず、 日の目を見ないまま散逸して残念」 と新闇に投稿したのをきっかけにできた美術館である。 置戸町の廃線になった線路の駅舎を改装して開かれた。
展示されているのが寄贈作品のみという美術館は全国でも珍しいと思う。 有名な画家の絵が法外な高額で購入され、税金の無駄使いとして問題になるケースは多々あった。有名画家の作品ではないが、すばらしい絵はたくさんある。質の高い作家と、志を持った自治体や美術関係者が協力して、みんなで知恵を出し合えば、すばらしい美術館ができるという好例ではないだろうか。
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