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蝶舞仙人掌図

180x640cm
1996 赤沢宿清水屋

1番目が若い勢いのある「仙人掌」。2番目に年老いて古木になった「仙人掌」を描いていたが、加筆の際に、若い「仙人掌」に若い「蝶」が乱舞する様子を描き入れ、年老いた「仙人掌」には、一匹の老齢の「蝶」が羽を休める姿を描き入れた。今回の展示では、その二つを繋げて、時間が循環するようなイメージで八角形状に展示してみた。

この「仙人掌」は、トルコで取材したものをもとに描いた。日本では「サボテン」は可愛い形状で人気だが、彼の地で見た「仙人掌」は、まさに増殖して所狭しと生い茂るエネルギーに満ちあふれていた。そんな、空間を埋め尽くすように生い茂る様子を感じていただければ。

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