石家荘市美術館の展覧会をご縁に、河北美術学院での展覧会と講習会が行われました。大学に入ってまず驚いたのは、そこはまるで西洋の中世のお城のようでした。さらには、湖を渡ると、今度は中国の街並みや塔が再現されていたり、それは、大学というよりアミューズメントパーク。というより、本当の世界の街が、リアルスケールで再現されている「街」そのものでした。この辺はさすが中国のパワーとエネルギーを実感いたしました。
また、ちょうど行ったときに、中国全国から三十人以上の岩彩画の指導者が集まってきていて、大学で岩彩画を学んでいました。元々は岩絵具は中国から日本にもたらされたものですが現在の中国ではほとんで姿を消してしまいました。また、それを復活させる取り組みが始まっているということなんだと思いました。彼らとの交流も楽しいひとときを過ごさせていただきました。 / 上海での展覧会は何度か行っていましたが、初めての河北省石家荘市での展覧会でした。日本への興味のある方も多く、家族連れや友達同士で展覧会に足を運んでくれていました。
中国に行くと思うのはこんなところにというところに、京都や奈良のような立派な寺尻が立ち並んでいて、建築物だけではなく、そこにある壁画なども、質の高いものがあって驚かされます。中国は本当に奥が深い。